概要

中国社会科学院がまとめた報告書によると、2005年から2010年までの医薬品市場の年平均成長率は20％を超えており、2012年の医薬品市場総規模は約14兆円になると推計しています。 好調な医薬品市場においては、外資系企業が重要な役割を演じており、特に都市部における病院の医療用医薬品市場が拡大しています。

本レポートでは、
　− 最近の中国医薬品市場の概況、
　− 医療用医薬品の使用実態、
　− 医薬品企業の売上実績及び市場戦略、
　− 医薬品行政の動向
――などを簡潔にまとめています。

ポイント

• 20年までに健康サービス産業を120兆円に
• 競争が激しい上位医療用医薬品
• 上場企業は3大経済圏に集中
• エイズ治療薬や抗がん剤がスピード承認
• 国有医薬品卸企業が市場を寡占

図表掲載例

他では手に入らないオリジナルの図表を多数用いて分かりやすく解説、中国の医薬品市場を理解する上で重要な資料となります。

日中の外来・入院の延べ患者数比較及び中国の患者数の年次推移

地域別に見た一人当たりの入院医療費

「中国医薬品市場レポート2014」の内容

１．医薬品市場の概況

• 中国社会科学院が医薬品市場を展望
• 上場医薬品企業の2012年度決算実績
• 新たな薬価引き下げを実施
• 2012年度の医薬品承認審査状況
• 抗悪性腫瘍薬が基本薬物リストに収載
• 地域別に見た医薬品工業経済指標
• 医薬品流通は依然として国有系が強い
• 小売薬局は魅力的な市場
• 経済は落ち込んでも医薬産業は衰えず
• 海外による後発品参入には高いハードル
• 糖尿病治療薬の薬価について
• 中国医薬品市場の将来予測

２．医薬品の使用状況

• 都市部病院の医薬品使用状況
• 医療用医薬品の上位品目の変化
• 医療用医薬品の売上上位企業
• 北京・上海・広州の上位品目比較
• 病院の輸入医薬品の使用状況
• 抗悪性腫瘍薬の上位製品と企業
• 上場企業が抗悪性腫瘍薬に取り組む状況
• 都市部病院の医療用医薬品上位100品目

３．医薬品企業の取り組み

• 糖尿病治療薬への攻勢を強める外資企業
• 田辺三菱製薬が中国で生産能力を増強
• メディパルHDが新たな中国戦略
• 巨大化する中国医薬集団総公司
• 非処方せん薬の上位企業と品目
• 国内系の“競争力のある企業”が選出
• 国薬集団が初「世界企業500社番付」に
• 中国企業上位500社に入った医薬品企業
• 注射剤・錠剤・カプセルの製造上位30社
• 2012年医薬品卸企業の売上上位100社
• 2012年チェーン薬局企業の売上上位100社

４．医薬品行政と医療事情

• 国家食品薬品監督管理総局の創設
• 衛生部が国家衛生計画生育委員会に改組
• 2020年の健康サービス業市場を120兆円に
• 人口抑制策がもたらした少子高齢化
• 外来・入院医療費及び薬剤費比率
• 新型農村合作医療の推進状況
• 日中の外来・入院患者数の比較
• 都市部医療保険加入者の状況
• 30疾病の平均在院日数及び入院医療費
• 製薬企業数及び医薬品卸数の増減
• 地域別に見た入院患者数及び医療費
• 増加し続ける民間病院の数
• 2011年の保健医療費は30兆円を突破
• 農村合作医療の大疾病の給付拡大

お申込み・お問い合わせ

〒103-0023 東京都中央区日本橋本町 3-1-11 繊維会館
担当:沈(しん)Tel 03-3270-8907 Fax 03-3270-8700
Email ub-books-jp(ａ)cegedim.com（(ａ)を@に変更してください）

参考

中国医薬品市場レポート2014 申込書