2006年11月時点の一般病床数は約91万床、平均在院日数は18.9日です。医療法改正による急性期病床のふるい落としができないため、「まだ・・・」という感は否めませんが、既に診療報酬によるふるい落としで病院倒産が急増していますし、DPC病院を軸にした30万床時代へひた走っていることは間違いありません。また、「政策医療」を大義名分に赤字を垂れ流してきた自治体病院も、補助金カットで自主独立経営が求められており、医療圏域ごとの「選択と集中」でサテライト病院ないしは診療所に転落する病院も激増しそうです。つまり、1兆5000億円の入院薬剤マーケットが様変わりするということで、医薬品企業では早急に生き残る病院の再検証を行い、重点施設のフォローのあり方を考え直す必要があります。また、損益分岐点比率が高い中小病院を中心に経営破たんが増加していることから、債権を持つ医薬品卸にとっては与信管理の徹底とともに、生き残る病院とイエローカードの病院を見極める眼力が求められています。
そのため、弊社では病院機能調査に加え、病院ターゲティング再検証のお手伝いをさせていただくため、今回のセミナーを企画いたしました。
第一講義では自治体病院再建のプロとして高名な東日本税理士法人の長先生をお招きし、総務省の公立病院改革懇談会設置の背景や自治体病院の経営現況についてお話いただく予定です。また第二講義では、病院経営の実務に精通された高崎健康福祉大学の木村先生より病院ファンドの現状やリスクのある病院の実践的な見分け方を伝授いただく予定です。第三講義では、2008年の制度改革を踏まえた病院の見極めについて医療制度と医療現場を熟知したトータルメディカルコンサルタントの仲野先生から解説いただく予定です。
上記開催趣旨を踏まえ、ぜひ当セミナーにお申込いただきますようお願い申し上げます。
【演題・講師(講演順)】
- 第1講義 「自治体病院の経営現況と今後の動向」
東日本税理士法人 代表者/総務省 公立病院改革懇談会 座長
長 隆 先生
- 第2講義 「実践!危ない病院を見分けるポイント」
高崎健康福祉大学 健康福祉学部 医療福祉情報学科 講師
木村 憲洋 先生
- 第3講義 「医療制度の変化と病院の見極めについて」
トータルメディカルコンサルタント株式会社 事業本部推進室 室長
仲野 豊 先生
※都合により、スケジュールが変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【ポイント】
- 「適者生存」による病院経営破たんの構図
- 現実味を帯びてきた急性期病床30万床説
- 「規模」から「機能」へプラチナ顧客の見分け方
- 入院薬剤費1兆5000億円の行方
- 自治体病院の経営状況
- 基幹病院とサテライトに分かれる自治体病院の大再編
- 病院ファンドの現状
- 2008年の医療制度改革が病院経営に与える影響
【お申込方法】
◆FAXでお申し込みの場合
「関連ファイルのダウンロード」にリンクされている申込書を出力し、必要事項をご記入の上、お申込みFAX番号:06−6202−7786までお送りください。
◆E−mailでお申し込みの場合
貴社名、ご住所、電話番号、FAX番号、参加される方のお名前、所属部署、お役職、ご連絡担当者名などをお書き添えの上、ubseminar-jp@dendrite.com(クリックしてください)までお送りください。
※お申込み受付後、申込み受付確認のFAXまたはメールをお送りいたします。後日、受講票と会場案内図を郵送いたします。なお、受講料につきましては請求書をお送りいたしますので指定の口座へセミナー開催日の30日後までにお振込みください。
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