開催日時: 2012年12月12日(水)11:00 - 16:30 ※このセミナーは終了しました
開催場所: (東京:千代田区)ホテルメトロポリタンエドモント
企画/主催:セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部
元参議院議員 平野 貞夫 先生
国会職員から参議院議員となり、引退後は言論活動を精力的にされています「消費税国会の攻防」、「平成政治20年史」など多くの著書の他、雑誌寄稿・テレビ番組出演、講演多数。
上尾中央総合病院理事長/全日本病院協会 常任理事 医療制度・税制委員会委員長 中村 康彦 先生
上尾中央医科グループの基幹病院、上尾中央総合病院の理事長として、病院経営の現況と消費税の増税の影響を中心にお話いただきました。
日本薬剤師会 常務理事/中医協・消費税負担に関する分科会委員/流通改善懇談会メンバー 森 昌平 先生
中医協の消費税に関する委員を務めておられます。薬局をめぐる環境変化と経営、消費税増税の論点などを中心にお話いただきました。
日本医薬品流通ビジネスサイバー研究会 主幹 川口秀祐 氏
長く医薬品流通の実務を担当され、現在は「国際医薬品情報」などの業界誌に医薬品流通を中心に執筆されています。増税と医薬品流通への影響に焦点を当ててお話いただきました。
消費税増税は民主・自民・公明の3党合意により、政権交代が起きても実施されると予測されますが、「景気弾力条項」が存在しており、デフレの終息が見えない中、本当に予定通り実施されるか不透明感も一部残っております。一方、中医協では「医療機関等における消費税負担に関する分科会」が設置され、論議が行われています。医療では診療報酬が「非課税」とされているのに対し、医薬品や医療材料などには実質的に消費税が上乗せされていることから、医療機関等において控除対象外消費税(いわゆる損税)の問題がある他、「患者にわかりにくい」という意見も出ています。また、増税は8%、10%の2段階での実施が見込まれており、従来通り非課税で通すのか、それとも10%の段階で非課税を見直すのかなどの論点があります。更に、通常の診療報酬・薬価改定のスケジュールと合わせて、「3年連続の改定」とするのか、また8%にする段階で薬価調査を実施するのか等、医療機関や薬局と医薬品卸の価格交渉ひいては医薬品卸の経営にも大きな影響を与える可能性もあります。医薬品市場においても薬価の変動等を通じて、少なからぬ影響が生じると思われます。
そこで弊社では、消費税増税の行方や論点、医療機関や薬局経営はもとより医薬品流通への影響なども併せて考えるセミナーを開催させていただきます。まずは消費税に関する表裏の事情に通じた政治評論家の平野先生に政治や消費税の動向についてお話いただき、続いて中医協や病院団体で消費税の委員をされている講師の講演を経て最終講義では医薬品流通や卸への影響について流通の実務に詳しい講演者よりお話いただきます。