最近、中国浙江省にある市立病院(三級甲等病院=複数地域に高度先進医療を提供する病院で500床以上)が、自ら医薬品販売事業に参入することが中国の医薬品流通業界で大きな波紋を呼んでいる。
同病院は医薬品の流通利益を多く得るため、自院から出資して医薬品販売会社を設立し、既に現地の薬品監督管理局から営業許可証を取得したという。この流れを受けて他の病院も続々と参入しようとしている。
しかし、医薬品流通業界からの反発が強いため、現時点では承認がストップ状態となっている。「営業許可を与えるべきなのか?」「病院の使命は何なのか?」などといった論争が巻き起こるなど、賛否両論が交錯している。
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