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2002/06/10

世界の大手メーカー医薬品売上ランキング 2001

100億ドル以上は、2000年10社⇒2001年12社に

ユート・ブレーンのまとめた大手メーカーの医薬品売上ランキングは、各社の決算発表(アニュアル・レポート、連結決算短信等)に基づき、医療用医薬品売上をまとめたもの(医療用医薬品には造影剤やワクチン、ジェネリックを含む)。欧米のメーカーは2001年12月期決算、日本のメーカーは2002年3月期決算(いずれも連結決算)の数字を使っており、為替レートはすべて2001年12月末のレートで米ドルに換算している(2000年売上は2000年12月末の為替レート)。ただし、メーカーの中には医薬品売上として大衆薬(OTC)を含めて公表しているところもあるため、それらのメーカーには*を付けた(三共やエーザイは単独決算では医療用医薬品のみの売上を公表しているが、連結ベースでは詳細不明とのことであった)。なお、表の伸び率は各社発表に基づいたもので、米ドル換算での伸び率ではない。(参考:塩野義製薬の売上には医薬品卸子会社の売上が含まれていて数字が大きいが、同子会社は10月に切り離されるため、今期2002年度の医療用医薬品売上は、円ベースで約30%減少すると公表されており、為替レートによっては、20億ドルを割る可能性もある。)

2000年の医薬品売上について

2000年のランキングを昨年まとめた後、医薬品売上が変更されたり、より詳細な数字が明らかになったメーカーがあり、2000年のランキングも作成し直して表に記載している。

<2001年ランキングのポイント>

  • 100億ドル以上は、1998年5社⇒1999年8社⇒2000年10社⇒2001年12社で、1999年以降毎年2社増加している。2001年はアメリカン・ホーム・プロダクツ(現ワイス)とロシュが100億ドル以上にランクインした。
  • 100億ドル以上の大手12社のR&D(研究開発)費は、最低でも18.7億ドル。日本でトップの武田でも、米ドル換算では7.6億ドルとなり、18.7億ドルの半分以下。
  • 20億ドル以上のメーカー数は、2000年と同じく31社。独BASF(医薬品部門はクノール)がアボットに買収されて消えたが、ジェネンテックがランクインした。
  • 1位メーカーの売上は、2000年のグラクソ・スミスクラインの230億ドルから、ファイザーの255億ドルへ増加した。ただし、英ポンドの為替レートを2000年12月末の数字で計算すると、2001年もグラクソ・スミスクラインが1位となり、1位と2位の差はあまりない。
  • 上位31社の売上合計は2658億ドルとなり、2000年の31社の2487億ドル(表右端列合計から31位のジェネンテックを引き、BASFを加えた数字)から、7%増えた。世界市場が約3600億ドルとすれば、31社でほぼ74%を占める(ただし、三共のメバロチンを欧米でブリストル・マイヤーズスクイブがプラバコールとして販売するなど、導出分の重複があるため、実際の割合はそれより少なくなる)。
  • 31位までを国別にみると、ジェネンテックが入ってアメリカが12社に増え、ドイツが1社消えて4社となったが、日本7社、イギリス、フランス、スイスが各2社、オランダとデンマークが各1社は2000年と同じ。ただし、円安の影響や日本のメーカーは海外で売上を伸ばした3社以外は伸び率が小さいため、31社全体に占める日本メーカーのシェアは低下している。
※ 表及び詳細はPDFファイルをご覧下さい。
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世界の大手メーカー医薬品売上ランキング 2001 UBRelease0206.pdf [ 76kb ]

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