ラグビーの前全日本監督の平尾 誠二氏が河合 隼雄(前京大教授:95年より国際日本文化研究センター所長)、古田 敦也(ヤクルト・スワローズ選手)、金井 壽宏(神戸大学教授)の3氏との対談形式で、リーダーはいかにあるべきかを問うた本である。
教育には「教える」ことと「育てる」ことの2つの面がある。日本では昔から人を育てる場合、型から入る。物事の原理原則さえしっかりしていれば、あとは自分のやり方がある。状況次第で原則が変わるのではなく、“状況が流動的だからこそ原則がいる”。また、自分の経験を理論化に持ってこそ人に教えられるなど、いろいろな人の例を挙げ、コーチの本質を掘り下げている。幹部には一読の価値がある本である。
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