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21世紀に勝ち残るITスピード経営表紙写真

21世紀に勝ち残るITスピード経営
―IT革命、何を、どう変えれば強い会社になれるのか

著  者:松本 孝利
出 版 社:経済界
定  価:1,400円(税別)
ISBN:4−766−78226−7

IT革命の本質はIT化による生産性の飛躍的向上と経営の高効率化にある。経営、研究開発、生産、販売、管理、マーケティング、すべての面で新しい仕組みをITにより構築することが出来る。インターネットにより少ない投資で外部とのネットワーク化を図ることも出来る。ネットワークに接続されたPCさえあれば、一瞬にして空間を越え世界中が結ばれる。世界のあらゆる地点にいる発信者、受信者がダイレクトに双方向のコミュニケーションもできる。どんな遠隔地の人でもネット上の仮想市場に参入できる。したがって、競争は当然激しくなる。これまでは自国の競合で戦っていれば良かったが、インターネット・エコノミーは世界中がライバルになる。

過度期は世界中を巻き込んだ競争が始まり、世界中の産業構造の変化が起きる。この新しいパラダイムに適応できるかどうかである。生き残るキーポイントはどのように生産性を上げ、無駄を省き利益を出していくかにかかっている。生産性のアップはスピードが決め手となる。生産性を上げ、高効率経営を実現するためにはITの活用が不可欠である。

21世紀の企業は高い生産性が求められる。製品の開発から顧客への納入までをできる限り短縮し、生産性をアップしなければ企業の競争力が危うくなる。コンピュータ化している企業でも、ネットワーク化して会社全体の生産性を高めていなければ競争に負ける。

IT化の最大の目的はスピードを上げ、高効率経営を行うことにある。

<21世紀型企業の条件>
  1. 自ら先取りして変化できること。
  2. 顧客ニーズへの速やかな対応。
  3. 競争力のある専門分野に特化し、不得意分野はパートナーとの協業によって競争力を保つ。
  4. 高い生産性、IT化を徹底的に進め、情報システムをフルに活用できる仕組みを作る。
  5. 経営のスピードアップ。
  6. 倹約(frugality)。
  7. 質の高い社員の確保。
  8. 高い目標設定。
  9. 常に起業化精神を忘れない経営。

以上9項目を勝ち残るポイントとして挙げている。要はIT革命時代には、そのITを駆使して如何に生産性を上げられるかを問うているのである。特に医薬品卸売業の経営者や幹部の方には読んで欲しい本である。


北原 秀猛

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•  IT革命
•  インターネット・エコノミー
•  ネットワーク
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