「個別化医療」と「オーファンドラッグ」は製薬企業の新しい支柱になれるのか?
個別化医療・オーファンドラッグについて薬剤経済評価も含めて解説・提言!
開催日時: 2011年9月13日(火)※このセミナーは終了しました
開催場所: ホテルメトロポリタンエドモント(東京:千代田区)
企画/主催:セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部
講義内容
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
IVD事業部 製品・学術部門 副部門長 兼 遺伝子検査部 部長 田澤 義明 氏
「個別化医療の未来と課題」
個別化医療は医薬品と併せて検査を切り離して考えることはできません。個別化医療と医薬品、検査について現状や今後についてお話いただきました。
ファーマ・マーケティングコンサルタント 井上 良一 氏
「オーファンドラッグの時代」
生活習慣病からオーファンドラッグへ、時代のトレンドとその重要性・必然性についてご講演いただきました。
東京大学大学院 医学系研究科 臨床疫学・経済学分野 准教授 福田 敬 先生
「薬剤経済評価と個別化医療」
個別化医療・オーファンドラッグはいずれも一般に高額になりがちなため、薬剤の経済評価が重要になってきます。薬剤経済学の第一人者から解説いただきました。
JPモルガン証券株式会社 株式調査部 シニア・アナリスト 小野塚 昌之 氏
「アナリストから見た医薬品市場と今後期待される医薬品領域」
第一線の医薬品アナリストから現在の医薬品市場と医薬品企業の経営と併せて今後の新しい事業領域についてもコメントいただきました。
ポイント
- 個別化医療について
- 個別化医療と診断薬
- オーファンドラッグの重要性と可能性
- 先端的な医薬品と高薬価問題
- 薬剤経済評価の方法と実例
- 経済評価と個別化医療、希少疾患薬
- 製薬企業の従来の主要事業領域(生活習慣病領域)の現状
- 製薬企業の新しい事業領域について
開催趣旨
現在、医薬品市場のトレンドが大きな転換点に差し掛かっています。従来の医薬品市場をけん引してきた生活習慣病薬は次々に特許切れを迎え、今後大きな成長を望むことは困難な状況です。代わって、バイオマーカーを活用した個別化医療やオーファンドラッグ、ワクチンなどに注目が集まっています。これらの新領域は技術革新に伴って、製薬企業の新たな経営の支柱になり得る存在として次第に存在感を増して来ています。
一方、個別化医療やオーファンドラッグはその性質上、生活習慣病の大型薬などと異なり、費用が高額になる傾向は否めません。そこでは費用対効果の観点、薬剤経済的な観点が重要になってきます。医療保険財政は先進国共通で厳しい状況となっており、個別化医療やオーファンドラッグが飛躍するためにはこの問題を避けて通ることはできません。
そこで、個別化医療とオーファンドラッグを中心にそれぞれプロフェッショナルの講師にご講演いただき、さらに薬剤経済学的な視点についても専門家の先生にご講演いただきます。併せて医薬品アナリストの視点で現在の医薬品市場、医薬品企業と新たな領域についても解説いただき、医薬品企業の今後についてより多角的な視点で考える機会としてセミナーを開催いたしました。
スケジュールと演題
- 11:00〜12:00 第1講義「個別化医療の未来と課題」
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
IVD事業部 製品・学術部門 副部門長 兼 遺伝子検査部 部長 田澤 義明 氏 - 12:00〜12:45 昼食
- 12:45〜14:00 第2講義「第2講義 「オーファンドラッグの時代」
ファーマ・マーケティングコンサルタント 井上 良一 氏 - 14:00〜14:15 コーヒー・ブレイク
- 14:15〜15:15 第3講義「薬剤経済評価と個別化医療・希少疾患薬」
東京大学大学院 医学系研究科 臨床疫学・経済学分野 准教授 福田 敬 先生 - 15:15〜15:30 休憩
- 15:30〜16:30 第4講義「アナリストから見た医薬品市場と期待される医薬品領域」
JPモルガン証券株式会社 株式調査部 シニア・アナリスト 小野塚 昌之 氏
講演資料
9月20日までセミナー配布資料(PDF)をご覧いただけます。
※掲載期間は終了しました。
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