開催日時: 2012年2月14日(火)※このセミナーは終了しました
開催場所: ホテルメトロポリタンエドモント (東京:千代田区)
企画/主催:セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部
慶応義塾大学 医学部 医療政策・管理学教室 教授/日本医療・病院管理学会 理事長/中医協 慢性期入院医療の包括評価調査分科会会長・DPC 評価分科会委員 池上 直己 先生 「診療報酬・介護報酬同時改定と今後の医療政策」
診療報酬や医療制度についての学識経験者として中医協の委員など多くの公職に就かれています。今回の診療報酬制度改定の位置づけなど大局的な観点からお話していただきました。
高崎健康福祉大学 健康福祉学部 医療情報学科 准教授 木村 憲洋 先生「2012年4月診療報酬改定と影響1・2」
「病院のしくみ」、「薬局のしくみ」(共に日本実業出版)など一般・医療従事者向けに数多くの著書を執筆されています。4月の診療報酬改定について詳しく解説していただきました。
セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部 コンサナリスト 川越 満「診療報酬改定と医薬品企業の対応」
制度や病院経営からMR活動まで独自の視点に基づいたわかりやすい解説・提言が好評です。今回の診療報酬改定とMR活動のポイントについて平易に解説させていただきました。
2012年4月は6年ぶりの診療報酬・介護報酬同時改定です。医療と介護の連携の進展が図られ、「施設から在宅へ」の患者の移行がなされると同時に地域包括ケアが進展し、患者の流れが変わる分岐点となる改定になるのではないかと思われます。病院どうしや病院とクリニックの連携だけではなく、介護や在宅への連携の動向に医薬品企業としても着目し、医師や医療従事者、患者への情報提供の仕方やアプローチの仕方について検討し直す必要があるかもしれません。また、医療機関の中でも多職種連携としてのチーム医療が進展しています。全国で進む医療ネットワークの中でMRやMSとしての新たな展開を考える必要があると思われます。
一方、ジェネリックの推進に関して調剤薬局へのインセンティブの見直しや一般名処方推進、処方せん様式の変更などの施策が予定されていますが、これらはいずれも調剤薬局での薬剤使用に大きな影響を与える可能性が高く、製薬企業・医薬品卸も調剤薬局についての情報提供やアプローチの仕方を再考する必要性が高くなってきたといえましょう。従来、医薬品処方の決定先ではなかった調剤薬局の「処方に対する影響力」が強くなる改定になりそうです。弊社では2012年4月の診療報酬改定について、学識経験者、実務経験者、弊社講演者(MR活動と医薬品企業に関連した視点)、3つの立場で解説するセミナーを開催いたします。