開催日時: 2012年9月20日(木)13:00 - 16:40※このセミナーは終了しました
開催場所: (東京:千代田区)ホテルメトロポリタンエドモント
企画/主催:セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部
国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 医療経営管理分野 教授/
厚生労働省 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会参考人 池田 俊也 先生
薬剤経済学・HTAの第一線の研究者として知られています。HTAの内容や分析手法などの基本と併せ、諸外国における導入事例や影響等について解説していただきました。
株式会社薬新 代表取締役/医薬経済社 編集委員 井高 恭彦 氏
第一線の記者として中医協をはじめとした審議会の取材など精力的に活動されています。特に薬価関連制度については執筆だけでなく、講演でも高い評価を得ています。HTAをめぐる現況や課題、今後についてズバリ解説・提言いただきました。
HTA(医療技術評価)はイギリスなど欧米諸国の一部で導入され、その後韓国などアジアにまで拡大しています。医薬品市場に大きなインパクトを与えた制度の導入が日本でも本格的に検討され、中医協でも「費用対効果評価専門部会」が新設されました。背景として、少子高齢化が急激に進む低成長経済の日本で、毎年1兆円近い自然増を続ける社会保障費の伸び率を少しでも圧縮したいという行政当局の意図があります。中医協では支払い側、診療側、公益側含めて時間をかけた慎重な取り扱いを求めており、次回(2014年度)に医薬品も含めて急速に導入される可能性は低いと言えましょう。しかし、限られた財源の中での医療費圧縮の要請は強まることはあっても緩和されることは考えにくく、HTAの論議の行方は医薬品企業にとっても注意深く見守る必要があります。
そこで弊社ではHTAの第一人者として国際医療福祉大学の池田先生をお招きし、HTAの目的や手法などの基本を解説いただくと共に海外での導入事例や影響についてもお話いただきます。また、HTAの日本における現況や課題、今後の動向については薬価制度にも精通した気鋭のジャーナリストである薬新の井高氏に解説いただく予定です。