セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部

セミナー:激変した欧米医薬品市場の対応と新興国の拡大戦略

激変した欧米医薬品市場の対応と新興国の拡大戦略

開催日時: 2013年10月29日(火)11:00 - 16:20 ※このセミナーは終了しました
開催場所: (東京:墨田区)第一ホテル両国
企画/主催:セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部

講師とテーマ、スケジュール

11:05 - 12:30

第1講義 「世界の医薬品市場はどう激変しているか」

欧米市場担当講師 セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部 エグゼクティブアナリスト  永江 研太郎

世界の医薬品メーカーランキング、大型医薬品売上高ランキング調査を毎年作成 2011年ランキングの数点は厚労省の「医薬品産業ビジョン2013」に掲載

12:30 - 13:20

昼食

13:20 - 14:20

第2講義 「欧米グローバル製薬企業の新興国への対応」

ブーズ・アンド・カンパニー株式会社 ヴァイスプレジデント 三井 健次

14:20 - 14:35

コーヒーブレイク

14:35 - 16:05

第3講義 「激変に対する医薬品メーカーの対応」

欧米市場担当講師 セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部 エグゼクティブアナリスト  永江 研太郎

16:05 - 16:20

質疑応答

 

ポイント

  • リピトールがトップの時代は11年で終了し、2012年は世界トップ10のうち7製品がバイオ医薬品となり、「医薬品市場の大転換期」に。では今後のバイオシミラーの影響は? 
  • 米国では06年に10万人を超えていたMRは13年には6万人を割る見込み。MR数は中国が8万人を超えて最大となり、日本は64,000人弱だが、米国を上回った(A社の例:09年米MR数5000人超⇒13年7月2400人台)。
  • 大型品のジェネリックは競争激化で価格の下落が進行。米英ではブランド品の10%を割るジェネリックも。ジェネリック世界最大手のテバでさえ、13年上半期売上は減収。
  • 2012年医薬品市場のパラダイムが転換。スタチンやARBは欧米先進国で多くがジェネリックとなった。ブランドメーカーは、果たして生き残りが可能なのか? 
  • 新データ:2013年上半期の世界のブランド品では、ARB製剤、スタチン、統合失調症薬だけで55億ドルが消失(年間で1兆円以上)、197億ドルまで市場が急減。メーカーは何を売るべきなのか?
  • 抗がん剤で、12年に1社で10億ドルを超えたのは19製品だけ(5製品は抗体薬)。オーファン薬を含め、高価すぎる製品は保険償還対象外とする欧州諸国が増加傾向で、抗がん剤中心の製品戦略だけで生き残れるのか。
  • 欧米で始まったダウンサイジングの波〜欧米先進国でMRを半減させ、数百人以上研究者を減らしたメーカーは本当に新製品で復興できるのか?
  • 中国、ロシア、インド、ブラジルなど新興国市場は拡大し、大手は人員を増やしている。新興国の売上拡大は急務。世界的大手は新興国でどのような展開を進めているか。

開催趣旨

2012年は過去からの大型薬効を中心として展開してきた製品戦略が大転換期を迎え、今までとは異なる新しい製品戦略が求められる時代に入りました。 それに加え、一部で縮小も始まった先進国での対応戦略だけでなく、市場が拡大する新興国での拡大戦略を持たない世界的大手メーカーは生き残りさえ厳しい状況にあります。 この世界的な厳しい状況を具体的にご理解いただき、今後の成功につながる医薬品企業のあり方を考えるのが今回で12回目を迎える海外情報セミナーの最大の趣旨です。

セミナー参加者の声

  • 世界の動きを丁寧に説明していただき勉強になりました。変化が速いですから、定期的にこのような形でアップデートしてくれると助かります。良い頭の整理ができました。
  • 米国における医療制度改革が医薬品産業に及ぼす影響(現状と将来展望)について、もう少し詳細な講義がありましたら聴講したいと考えております。
  • 永江氏の話はとてもわかりやすかったです。

講演資料

※掲載期間は終了しました。