開催日時: 2014年10月29日(水)11:00 - 15:40 ※このセミナーは終了しました
開催場所: (東京:墨田区)第一ホテル両国
企画/主催:セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部
医薬品流通・制度のみならず、医療機関や調剤薬局の経営にも精通されています。 4月以降の市場環境の激変と得意先の対応なども踏まえ、今後の卸経営について解説いただきます。
製薬企業の営業・経営幹部として活躍され、現在は大手調剤薬局幹部として精力的に活動されています。 現在起きている市場変化と今後の薬剤購入を中心にお話いただく予定です。
長年製薬企業で医薬品流通の実務を担当され、現在は講演や専門誌への執筆などでご活躍されています。 上半期の振り返りと今後の製薬企業と卸のあり方を中心にお話いただきます。
※都合により、スケジュールが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
消費税増税による4月以降のリバウンドはある程度予想されていましたが、市場のマイナス基調は止まらず、7月〜8月もマイナス市場が継続しています。 4月の診療報酬改定でDPC病院の機能評価係数として新設された後発医薬品指数が医薬品市場変化の震源地となっています。 改定を受けて従来あまりジェネリックを使用していなかった施設も一斉にジェネリックへの切り替えに動いています。 その結果、長期収載品はかつてないダウン率で下がり続けており、反対にジェネリックは高い伸張を示していますが、価格競争は熾烈になっています。 市場のマイナス傾向は一時的な現象ではなく、今後も当面続くものと思われます。従って、医薬品市場にはかつてない構造変化が起きていると言えましょう。
この変化の影響を直接受けることになるのが、医薬品流通・卸です。 製薬企業のアローワンスは長期収載品に厚く付けられていますが、卸は獲得するのが困難になります。 売上が伸びない場合、基本的には値上げをするか経費を圧縮する必要がありますが値上げは顧客である医療機関や調剤薬局も診療報酬が実質マイナスになっており、困難な状況です。 卸は販売管理費をDSや非正規社員を活用するなどして圧縮してきましたが、一段の圧縮は容易なことではありません。 卸は従来から持つMSの販促力を維持するのかを含めたビジネスモデルの再検証が求められているとも言えましょう。 また、製薬企業も特約店部(卸担当者)を中心に卸に物流、債権管理に加えて販促力を期待してきましたが、製薬企業と卸のパートナーシップも従来のあり方を再考する時期が来ているのかもしれません。
当セミナーは、2014年4月から上半期の市場動向や価格交渉の状況などを振り返り、マイナス成長下の医薬品流通や卸の経営、製薬企業の対応を中心に解説、提言を行います。 上記開催趣旨を踏まえ、ぜひ当セミナーにお申し込みいただきますようお願い申し上げます。