開催日時: 2014年11月12日(水)11:00 - 16:20 ※このセミナーは終了しました
開催場所: (東京:荒川区)ホテルラングウッド
企画/主催:セジデム・ストラテジックデータ株式会社 ユート・ブレーン事業部
世界の医薬品メーカーランキング、大型医薬品売上高ランキング調査を月刊誌「ファルマ・フューチャー」にて毎年作成して発表。 (これらのランキングは厚労省の「医薬品産業ビジョン」にも毎回掲載。)海外の医薬品市場分析の専門家として、メーカー様においては海外市場の変化についての幹部研修会を多く実施。
日本の大手製薬企業の営業、臨床開発、海外展開を担当後、外資系証券会社のアナリストを経て、ファンド運用に従事されました。 世界の製薬メーカーの開発の動向についてお話いただきます。
※都合により、スケジュールが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
米国大手の今年上半期と2012年上半期の医薬品売上の変化を見ると、ファイザー(262億ドル⇒222億ドル;▲40億ドル)、メルク(206億ドル⇒175億ドル;▲31億ドル)、 ブリストルMS(97億ドル⇒77億ドル;▲20億ドル)といずれも大幅に減少しており、リピトールやシングレアなどトップ医薬品のパテント切れをカバーできるだけの新製品が登場していません。 ではメーカーはどのように勝ち残り戦略を進めているのでしょうか。
米国ではPBMを含めた保険支払側の圧力が強まり、競合品があれば平均27%のリベートを支払わなければ保険から外されるものも出ており、 今年1月からグラクソ・スミスクラインのトップ製品「アドエア(日本名)」が最大手PBMから保険対象外とされ、上半期の米売上は24%減で5億ドル以上減少しました。 来年は米国で2番手のSGLT2阻害剤「フォシーガ」が2位PBMから除外されることになりました。 欧州を見ると、デンマークでは、ノボの超長期持効型インスリンの新製品「トレシーバ」は高価なので政府は「既存薬で十分」とし、保険では使えないので売上がありません。 ドイツでも、「フォシーガ」は日本の仕切価よりはるかに安いメーカー出荷価格となっており、フランスではまだSGLT2阻害剤が登場していません。
この状況下で、大手は製造施設や研究開発拠点の集約を進めて人員削減を行い、上場製薬大手として株価に直結する1株利益が減少しないように対応しています。 しかし、ブロックバスターがなくなっても、大型期待品はごく一部に限られる上、最近の非常に高価な抗がん剤は、英国など税による医療の国では通常の公的医療で使えないものが多くあります。
今回で13回目を迎える海外情報セミナーでは、売れる新製品が限られる中で、メーカーはどのように変化し、どのような対応を進めているか、 また、どのような製品が公的保険から外されるのか、価格圧力の実態等も取り上げながら今後の対応を考えます。 今年も是非ともご参加をご検討いただけますようお願い申し上げます。
※準備中
配布資料に記載してある期間中、セミナー配布資料(PDF)をご覧いただけます。資料を閲覧するにはセミナー開催時に配布したパスワードが必要です。
著作権等の理由により掲載していない資料、箇所がありますがご了承ください。またファイルのコピー、印刷、内容の無断使用は固くお断りいたします。
※掲載期間は終了しました。