中国医薬品市場レポート2011

医薬品市場の暗黒大陸と言われる中国を専門アナリストが徹底解明中国医薬品市場レポート2011 改革が進む医薬品行政、変貌を遂げる医薬品市場、進化する医療機関

編著:セジデム・ストラテジックデータ株式会社ユート・ブレーン事業部
体裁:A4 判・バインダー縦綴じ(100 頁)
発売:2010 年 12 月(好評発売中)
定価:95,000（税別・国内送料弊社負担）

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概要

中国は堅調な経済成長に伴い医薬品産業も好況であり、2009年の医薬工業総生産高は対前年比19.3％増の１兆19億元と大きな伸びを示しています。特に中国に進出している外資系企業の伸びが目立ち、今後さらに成長していくと思われます。中国は近い将来に世界２位の医薬品市場になると見られており、日本企業にとっても重要な市場になるでしょう。

本レポートでは、①最近の中国医薬品市場の現状や医療制度改革の動向、②都市部病院の医療用医薬品の使用状況、③外資系企業の事業展開の現状、 ④国内製薬企業の再編や製造販売の実態、⑤医療事情及び医薬品企業に欠かせない医療データ─などを簡潔にまとめています。

主なポイント

中国全土に乱立する国家レベルや国家プロジェクトなどと称するドラッグバレー
医薬品の申請承認件数が減少する一方、増加傾向にある外資系企業の申請承認
医薬品輸出を大幅に増加させるなど、中国医薬品市場へ攻勢をかける日本企業
年間30％増の抗悪性腫瘍薬を中心に都市部病院シェアをリードする欧米企業
医薬品業界全体が注目した、上海医薬集団の再編を勝ち取った上海市政府
薬価差を無くす病院改革案の公表に加え、導入の方針が決まった薬事サービス料
OECD加盟国（31カ国）より低い、中国の総保健医療費の対GDP比率

「中国医薬品市場レポート2011」の内容

【第１章】医薬品市場の概況

2009年度の医薬品登録申請承認状況
2009年度の医薬品輸出状況
乱立する医薬産業の｢ドラッグバレー｣
ワクチンの規制緩和で外資系も参入できる
チェーン薬局上位100社の販売実績
都市部の家庭常備薬に関する実態調査

【第２章】薬剤使用状況の概要

基本薬物に収載された抗生剤の製造状況
最も成長力のある"10品目"
抗悪性腫瘍薬は欧米企業がリード
変化する医療用医薬品の使用状況
日本から中国への輸出医薬品が大幅増
パーキンソン病治療薬は外資系企業が独占
医療用医薬品上位100品目

【第３章】国内製薬企業の状況

地域政府が主導する上海医薬の再編
最も成長力のある国内医薬品企業10社
最も影響力を持つ国内医薬品企業10社
上場医薬品企業の競争力及び収益状況
医薬品企業集団の2009年売上状況
中国医薬工業上位100社
製薬企業の社会的責任に関する調査報告
医薬品産業の給与実態調査
医薬品産業の給与は低水準にとどまる

【第４章】改革が進む医薬品行政

医薬産業の構造改革を求める指導意見
2009年版医療保険医薬品リストの概要
安価な薬物の処方・調剤を求める通知
薬価差を無くす公立病院の改革案
薬事サービス料を巡る議論が本格化
医薬品・医療サービス価格に関する改革案
基本薬物制度施行への実態調査
食品薬品監督管理に関する統計
医薬品の副作用等モニタリング報告
医療制度改革に関する各地域の実施案

【第５章】医療事情と医療データ

総保健医療費の対GDP比率
都市・農村住民の主要疾病の死亡率及び構成比
疾病別に見た衛生部総合病院の入院医療費
省・直轄市・自治区別に見た家庭収支状況
総合病院の外来・入院患者の1回当たり医療費
都市部住民及び勤労者の医療保険加入状況
省・直轄市・自治区別に見た農村合作医療状況
疾病別に見た入院患者数及び医療費
診療科別に見た医師の構成割合
年収等級別に見た所得の格差
地域別に見た病床の利用状況
総合病院の医業収入と支出
地域別に見た1000人当たりの医療従事者数
営利性・非営利性の医療機関数

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