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2004/05/12

自己負担増により平均在院日数が短縮する傾向

衛生部が公表した「2003年中国衛生事業発展状況」によると、昨年の平均在院日数は11.0日となり、日本の23.5日(一般病床)と比べて、早く退院することがわかる。同報告書の中から、2003年末現在の医療に関する基礎データをいくつかご紹介してみたい。

◆医療機関の施設数

医療機関総数は29万1000施設(対前年度比:1万5000施設減)と前年に続き減少している。医療機関の内訳は、病院1万7764施設、衛生院4万5000施設、診療所19万8000施設などとなっている。そのうち、医療機関の経営形態を見ると、非営利医療機関は13万5000施設、営利医療機関は14万6000施設となり、営利医療機関の方がやや多くなっている。

◆医療機関の病床数

医療機関の病床総数は314万4000床(同:8000床増)となっている。そのうち、病院は227万床(同:4万8000床増)、衛生院は68万6000床(同:255床増)となっている。また、1000人当たりの病床数は2.34床で、日本の13.1床と比べていかに少ないかがわかる。

◆医療機関の従事者数

医療機関に従事する医師数は186万8000人(同:2万4000人増)、登録されている看護師は126万6000人となり、1000人当たり医師数は1.48人となっている。

◆病床利用率・在院日数

病院の病床利用率は全国平均で65.3%である。病院種類別に見ると、利用率が最も高いのは衛生部系総合病院で90.6%、次いで腫瘍病院87.5%、省系総合病院85.3%、精神病院81.2%などの順となっている。また、平均在院日数は11.0日と年々短縮する傾向にある。その主な原因としては、患者自己負担増によって早く退院するケースが考えられている。


沈 友敏

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•  中国衛生部
•  衛生費用
•  病床利用率
•  在院日数
•  患者自己負担増


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