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2004/06/03

薬価引き下げはいつまで続くのか

国家発展・改革委員会(日本の省庁に当たる中央行政機関)はこのほど、「国家基本医療保険医薬品リスト」に収載されているアモキシシリン、クロキサシリンナトリウム、セフォタキシムナトリウムなどの24成分(約400品目)の抗生剤の薬価を引き下げると発表した。

引き下げを対象とした24成分の抗生剤は、医療現場でよく使われている品目である。現行の薬価は2001年に設定されたものである。しかしここ数年、原料価格の変化、技術の進歩、輸入関税の引き下げ、市場競争の激化などに伴い、これらの製品の製造コストがある程度安くなっている。このような実態を裏付けるようなこととして、中央政府は薬価の引き下げに踏み切ったものと見られる。平均の下げ幅は30%で、最大は56%までダウンした品目もある。

具体的には、甲類3成分:政府価格(政府が設定した価格で変動が認められない)、乙類21成分:指導価格(各地域の物価管理局が中央政府の指導価格をもとに、当該地域の経済状況によって上下5%の変動が認められる)の24成分の最高価格を2004年6月21日から実施することになった。

 アモキシシリン錠(100mg×12錠)2.2元
 クロキサシリンナトリウム注(500mg×1本)6.1元
 セフォタキシムナトリウム注(500mg×1本)5.7元
 セファクロル錠(250mg×10錠)42.4元
 レボフロキサシン錠(100mg×10錠)21.2元

また、今回が公表した薬価はすべて「GMP価格」で表示されているが、「非GMP価格」は、注射剤マイナス40%、錠剤マイナス30%という試算で販売することができる。

ちなみに、「GMP価格」はGMP基準に達した企業の製品を、「非GMP価格」はGP基準に満たない企業の製品を指す。


沈 友敏

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