IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社 ユート・ブレーン事業部

2020年度調剤報酬改定 〜これからの薬局像〜

2020年度調剤報酬改定 〜これからの薬局像〜

地域密着、組織的対応、在宅・遠隔服薬指導、異なる薬局像を解説・提示!

開催日時: 2020年3月19日(木)11:00〜16:30
※このセミナーは開催中止となりました 開催場所: 笹川記念会館(東京都港区)
主催: IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社

【開催中止のご案内】
本セミナーはこの度の新型コロナウイルス感染拡大の防止と、政府によるイベント自粛要請の観点から、開催を中止させていただきます。
開催直前の決定となり、ご迷惑をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。現在の状況を鑑み、何卒ご理解を賜りますようお願いたします。

内容

11:00 - 12:00

第1講義「これからの日本の薬局・薬剤師の役割〜日本の医薬分業の振り返りと地域に根ざした『かかりつけ薬局』〜」

一般社団法人 上田薬剤師会 会長/イイジマ薬局 飯島 康典

上田薬剤師会は「健康サポート薬局」、「かかりつけ薬局・薬剤師」のモデルとして行政からも注目されています。地域の薬剤師会でありながら日本保険薬局協会に入会したことでも関心を集めています。医薬分業の根幹に基づき、薬局・薬剤師のあり方についてお話しいただきます。

12:00 - 13:00

昼食

13:00 - 14:00

第2講義「薬局・薬剤師の現状とこれから」

I&H株式会社(阪神調剤グループ) 取締役 インキュベーション事業本部長/株式会社エクスファルマ 代表取締役 岩崎 英毅

阪神地区を中心に全国展開する有数の調剤薬局チェーンであるI&H(阪神調剤)グループの経営幹部として、薬局・薬剤師を取り巻く環境変化と今後の対応についてお話しいただきます。

14:00 - 14:15

コーヒーブレーク

14:15 - 15:15

第3講義「遠隔服薬指導の課題と今後の展望」

Hyuga Pharmacy株式会社(きらり薬局) 代表取締役 黒木 哲史

全国に先駆けて福岡市の国家戦略特区で「遠隔服薬指導」の実証事業に取り組まれました。改正薬機法では遠隔服薬指導が盛り込まれていることもあり、実証事業の成果について全国から注目が集まっています。遠隔服薬指導の課題と今後の展望についてお話しいただきます。

15:15 - 15:30

休憩

15:30 - 16:30

第4講義「薬機法改正・調剤報酬改定と今後の薬局・薬剤師のあり方」

株式会社Kaeマジネント 専務取締役 2025年戦略推進本部長 駒形 公大

調剤薬局専門のコンサルタントとして講演活動でもご活躍されています。改正薬機法、調剤報酬改定などの制度改正を踏まえて今後の薬局経営について解説いただきます。

ポイント

  • 日本の医薬分業の現状と問題点
  • 保険薬局と一般用医薬品
  • これからの薬剤師像
  • かかりつけ薬局への道筋
  • 地域薬剤師会の役割、地域社会活動
  • 薬機法改正と調剤薬局(地域連携薬局、専門医療機関連携薬局など)
  • 調剤報酬改定のポイント、影響
  • 遠隔服薬指導の課題と展望
  • 日本薬剤師会、日本保険薬局協会など組織団体のあり方・薬局M&Aの動向
  • 共同購入の動向
  • 薬局M&Aの動向
  • 企画趣旨

    2020年度の診療・調剤報酬改定の大枠が決まりました。診療報酬は本体プラス0.55%となり、本体改定率内訳は、医科が0.53%、歯科が0.59%、調剤が0.16%のいずれもプラス改定です。財務省などから「医科1、歯科1.1、調剤0.3」の財源配分率の見直しが求められていましたが、今回も維持されました。調剤料に関しては、内服薬の処方日数が14日分までの点数を一本化する方向で議論が進んでいますが、技術料全体に占める調剤料の割合が大きいため、慎重な対応を求める声も出ています。一方、調剤基本料では、調剤基本料1の割合を減らし、現在は「処方せん受付回数月2,000回超・集中率85%超」などの薬局が対象の調剤基本料2を拡大する見通しです。

    また、薬剤師や薬局関連では、患者の適切な薬剤使用を調剤時に限らず必要に応じてフォローすることを義務付けた改正医薬品医療機器等法が昨年11月下旬に成立し、オンライン服薬指導の条件付き解禁も盛り込まれました。こちらは調剤報酬でも評価される見通しで、厚生労働省から要件設定の方向性が昨年12月20日の中医協総会で提案されています。

    調剤薬局に対する風当たりは引き続き厳しく、薬局のあり方・医薬分業が根本から問われています。当セミナーでは、2020年度調剤報酬改定、薬機法改正について解説し、立場の異なる講演者から今後の薬局のあり方をお話しいただきます。上田薬剤師会の飯島会長からは日本の医薬分業の振り返りと地域に密着したかかりつけ薬局のあり方について、I&H(阪神調剤)の岩崎取締役からは薬局・薬剤師の現状と、教育や業務管理など企業としての組織的対応について、きらり薬局の黒木社長からは遠隔服薬指導の実際や課題、可能性についてお話しいだきます。最後の講演では、Kaeマネジメントの駒形様より、制度改正を踏まえて今後の薬局経営について解説いただきます。

    調剤報酬改定・薬機法改正と今後の薬局のあり方に関心がある皆様のご参加をお待ちしています。